【開催レポート】第10回「健康と経営を考える会」シンポジウムを開催しました
健康経営・データヘルスにかかわる行政、経営者、企業の担当者、健保、地域の担当者、医師が講演者・パネリストとして集結し、議論を深めることを目的としたシンポジウム。10年目の節目となる今回のシンポジウムは、5月14日、東京都文京区の伊藤謝恩ホールとオンライン視聴のハイブリッド形式で、『健康経営の未来を考える -人的資本経営、Well-beingとともに-』を開催いたしました。
健康と経営を考える会代表理事・株式会社ミナケア代表取締役社長の山本雄士氏、経済産業省大臣官房総括審議官の南亮氏、厚生労働省 厚生労働省保険局長の伊原和人氏(当日ご公務のため山下保険課長代読)、日本医師会副会長の茂松茂人氏(当日ご公務のためビデオメッセージ)からご挨拶をいただきました。
基調講演では、味の素株式会社 藤江太郎代表執行役社長よりご講演いただきました。
味の素グループは、パーパスの中に「Well-beingへの貢献」を組み込み、その原動力を「人財・技術・顧客・組織」という無形資産としている。人財資産は特に重要と捉え、定期的なエンゲージメントサーベイによりモニタリングしつつ、経営者との対話、個人目標発表会などを通して理解・共感・実行のASVマネジメントサイクルを回している。また、味の素グループ人財資産に対する4つのWell-beingとして、Challenge&Growth、Financial、Social&Culture、Healthを設定している。Health・健康経営の面では、Well-beingに貢献する従業員自身も、自らがWell-beingを感じながら、毎日働きがいや生きがいをもって仕事に励むことができるよう取り組んでいる。
「第二部 人的資本経営、Well-beingとともに」では、経済産業省商務情報政策局商務・サービスグループ ヘルスケア産業課長の橋本泰輔氏、厚生労働省保険局保険課長の山下護氏、産業医科大学産業保健経営学研究室教授の森晃爾氏、健康長寿産業連合会事務局長の樋口毅氏からのプレゼンテーションの後、株式会社ミナケア代表取締役社長の山本雄士氏・医療法人社団同友会理事長の髙谷典秀氏のモデレーターのもとでパネルディスカッションが行われました。
健康経営・データヘルスに関心を持つ企業や健保関係者など多くの方に聴講いただき、盛況のうちに閉会となりました。